特許事務所として初!!おもてなし規格認証の金認証を取得しました!

1.特許事務所のサービスの品質とは?

弁理士になるためには、弁理士試験に合格し、日本弁理士会に弁理士登録をする必要があります(※1)。その活動には品位の保持が求められますが、基本的に自由であり、弁理士資格により、知財の専門家としての最低限の知識と日本弁理士会による指導管理が保証されているにすぎません。かつての弁理士報酬額表は平成13年1月6日に撤廃され、手厚い支援で高品質なサービスを追求する特許事務所もあれば、簡素なサービスで低廉な価格を実現している特許事務所もあり、様々です。このように特許事務所のサービスにはばらつきがあります。しかし、サービスの品質は目に見えませんし、特に専門的になればなるほど品質の高低は伝わり難くなります

2.弊所の目指す事務所

10年以上前なら特許事務所は弁理士資格で保証される定型的な出願手続きをしていれば十分だったかもしれません。しかし、近年では、クライアントたる企業の事業活動の高度化、グローバル化が進み、特許事務所への要求も多様化しました(※2)。弊所では、他の特許事務所では話をよく聞いてもらえなかったからという新規のご依頼を受けることが増えました。これは、多様なニーズに戸惑う特許事務所の姿を映し出しているのかもしれません。そんな中、弊所は、2018年秋に所員一人ひとりが専門家としてクライアントからの要求に柔軟に対応し、高品質なサービスを提供することでクライアントとともに事業の成功を喜びあえる事務所を目指すことを決めました。

3.おもてなし規格認証

経済産業省が創設したおもてなし規格認証は、サービス品質について一定の基準を満たす事業者に与えられ、レベルに応じて紅、金、紺、紫の認証が用意されています(※3)。このうち、金以上の認証は認証機関の審査を受け、審査を通った場合にのみ与えられる有償認証です。弊所は、かねてより自社のサービスの品質には自信があり、むしろ客観的な評価を待ち望んでいました。しかし、なかなか弊所の良さが伝わらず、簡素で低廉なサービスを提供する特許事務所と同列に扱われて、悔しい思いをすることもありました。そんな折り、サービス品質の見える化を進めるおもてなし規格認証の制度を知り、これはチャンスと判断しました。金認証の取得が目指す方向への第一歩になると考えたのです。

4.どこが認められて金認証が取れたのか?

金認証の審査では、所内の普段の運用をありのまま審査員に伝えました。そして、この度、以下の(1)~(3)を含む取組みが評価され、2019年6月26日発行の認証書により福地国際特許事務所は金認証を取得しました。

(1)クライアント別に情報を管理、共有し、個別の柔軟な対応を可能にする取組み(規格項目M13~M15)

(2)風通しの良い組織作りにより、苦情があったときに、各部門の会議で情報共有し、改善策を出し合えるための取組み(規格項目M3)

(3)上記の取組みを支える職員の満足度を向上させる取組み(規格項目M7~M9)

5.独自のご要望のある方、丁寧なサービスを望む方へ

ご依頼の説明をしっかり聞き、ご要望を真摯に受け止めること。クライアントごとに寄り添った丁寧なサービスを提供すること。今回の金認証取得では、これらの達成のために地道に組織、手順づくりをしてきたことが評価されたといえます。独自のご要望のある方や丁寧なサービスをご希望の方にはお役に立てると思いますので、ぜひ、弊所の知財支援サービスをお試しください。

※1:弁理士になるには(https://www.jpaa.or.jp/patent-attorney/howto/)

※2:特許行政年次報告書2019年版

※3:トップページ|おもてなし規格認証(https://www.service-design.jp/)

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